昔はよくプリザーブドフラワーを贈っていました
枯れない花で有名なプリザーブドフラワーなのですが「永遠に枯れない花」という名前のごとく全然枯れません。
私(H)も贈ったことも、いただいたこともあるのですが、若い頃は「枯れない花」=「変わらない気持ち」ですみたいなスタンスがかっこいいと思っていた時期がありました。
せっかくあげるのに、枯れるなんてもったいないし、枯れるときの花はなんか寂しい感じがするし、捨て時がわからない。
捨てる時もなんか申し訳ない感じがする。との想いからよくプリザーブドフラワーを選んでは贈っていたのです。
枯れる花だからこそ魅力的
人生も産まれて、成長して、老いて、死んでいくように、花も蕾から花が咲いてしぼんでいくことが自然です。
その中の移り変わりがまた美しいのであって、絶頂期が永遠に変わらないというのは逆につまらないと感じるようになりました。
確かに、ずっと綺麗な状態が長く続くことは素敵なことかもしれませんが、例えば花火がずっと空にあったら誰も空をみることはなくなりますよね?
花火も一瞬だからこそ、人々は皆空をみてくれるのだと私(H)は思っています。
そう思うと、花火は終わりの残り火まで愛おしいものです。
私(H)人生もそのようにして終わりがあるからこそ美しいものだと感じています。
花にも人生と重なることはあると思っていて、枯れ散っていく終わりがあるからこそ、最後の最後まで美しく感じるものだと思います。
ぜひ、花を贈る時は枯れた花を。
コメント