機会と結果の平等を使い分ける
突然ですが、公平と公正の違いを伝えることができますか?
私夫(H)はわかりませんでした。
字が違うので、たぶん何かしら意味は違うんだろうけれど、明確に違うことはないだろう。
大体の意味は一緒なんじゃない?と心の中で思っていたのですが、違っていました。
公平と公正の違いは機会の平等と結果の平等についての違いです。
もうわかるようでわからんよとなっているようないないようなな感じですよね。
つまり公平はその何かしら結果を得る機会を平等にすること。
公正は機会や手段はどうあれ、結果を平等にすること。です。
こう見ると、じゃあ結果が平等だったら、いいんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが。
そうすると、例えば、大人と子どもを食べるものを一緒にしましょう。とか。
富裕層と貧困層の税率を同じにしましょうということになります。
これは食べ物をもらえる量の結果は同じですし、税金は同じ金額を富裕層と貧困層にかける結果は同じということになります。
あっじゃあ、やっぱり公正でというと、例えば大人がたくさん食べて、子どもが食べる機会があっても量が少なくなったり。
税金は富裕層も貧困層も税金を払わなくてもよい制度が公正に与えられるので、なかにはものすごく稼いでいるのに、税金を全然払わなくても良いという方もでてくるのです。
税金は富裕層の方ほど、詳しいですし、自分の資産をどう守るか、なるべく税金にもっていかれないように日々勉強しています。
じゃあどうすれば良いんだということなのですが。
ズバリ使い分けるです。
災害の観点からいうと、平常時に公平性が強く求められる(もしくは許される)のは、届かない部分を自助努力に求めることができるから。生活困窮や災害時の支援など緊急性のある状況では、自助努力を求めることが現実的ではない。=命と暮らしを守れない。よって、価値観を大きく転換し、機会ではなく結果に観点を行こうさせる必要がある。「みんな同じく」ではなく「必要な人に必要な分だけ」
とあります。
つまり、状況によって使い分けることが必要になってきます。
平常時と緊急時に使い分ける。
どの場面が平常時なのか緊急時なのかは、その場その場の判断によると思います。
その判断基準を間違えないように日々勉強していきましょう。
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