円安って自分の生活に影響するの?
ニュースなどをみていると、最後のほうによく表示されているのが、株価指数と円相場ですが、あちらの表示をみても「これって私たちの生活になにか影響があるの?」って思ったことありませんか?
円安ドル高になっても普段の生活に何が変わっているのかを実感することが難しいと思いますが、私(H)も「私たちの生活が変わるのか?」という疑問から調べてみることにしました。
まずは円安になると、輸入品を買う時が高くなります。
円安というのは、他の国のお金と比べて安くなるということなので、他の国からのモノや人が今までの値段よりも高くなるということです。
私たちの直接的な影響だと、スーパーなどのお肉やお米が高くなったり、ガソリンなどが高くなるといったことがすでに起きています。そして、その影響が今後も続いていくということになります。
人だと、今まで給料が高いということで、海外から技能実習生などの制度で来ていた海外からの人材が日本に来るメリットがなくなり、別の国に行ったりすることが予想されます。
逆に日本での有能な人材は海外に行くことが当たり前になり、日本に優秀な方が少なくなってきます。
国は人によって、できているので、有能な人が国外へ行くようになると、最後は国力がなくなっていくという未来になるかもしれません。
なぜ円安が起こるのか?
私(H)も勉強中ですが、円安が起こる原因の一つはアメリカやヨーロッパが金利の引き上げを始めたことに影響されています。
コロナ禍で経済停滞をしていたことからの脱却をいち早く始めたことにより、モノやサービスの需要が増えてきています。
モノやサービスの需要が増えているのに、数が足りないと、値段を上げても購入する人がいるので、モノやサービスの値段があがっていきます。
すると、急激な値段の上昇は家計などを圧迫しますから、それを抑制するために金利を上げることに繋がるということです。
金利を上げると、企業・個人はお金を借りることを考え始めますので、経済にお金を回ることを抑制することにより、経済活動を落ち着かせることが狙いです。
他の国は金利を引き上げたのですが、日本は金利を引き上げないことにより、ドルを買い、円を売る人が多くなったことにより円安が起こりました。
じゃあ日本も金利を引き上げたらいいんじゃない?
私(H)は単純に金利を他の国と同じように引き上げたらいいんじゃない?と思うようになったのですが、それができない理由があるそうです。
それは、金利を引き上げたら経済活動が落ち着くということです。
モノやサービスの値段があがり、賃金なども上がれば経済活動が活発になってくるという見方ができるのですが、私たちの生活で賃金は上がっていますか?
税金は上がり、モノやサービスの値段は上がっても、賃金が去年よりも大幅に上がったということはないかと思います。
それは、日本の会社が儲かっているのではなく、輸入品などの値段が上がったことにより、モノやサービスの値段が上がったということなので、結果的に見たら、日本の会社の業績が上がっているわけではないということです。
その時に金利を上げると、余計に企業や個人がお金を借りなくなり、経済活動が動かなくなる。するとお給料などもあがらない。だが、モノやサービスの値段があがるということになります。
入ってくる賃金はそのまま、もしくは低くなっていくのに、モノやサービスの値段があがると、生活は余計に苦しくなってきます。
こうなってしまったら、もう負のスパイラルです。
その時に私たちは何をすればよいのでしょうか?
海外の資産を買うこと
回答の一つとして考えられるのが、海外の株や債券、不動産を購入することだと思います。
日本のモノやサービスが高くなる原因は他の国の物価が高くなっているからということを先ほど書きました。
なので、他の国の資産を購入することで、物価の上昇と同じように資産の価格も上昇することになります。
もう一つ考えられるのは、日本から海外へ輸出するものを作ることです。
今は工場生産などは日本の企業も多くは海外へ拠点を置いて、本社は日本でも製造拠点は海外という場所が多いと思います。
なので、日本からの輸出をする商品が少ないのが現状です。
日本から作って、海外でも需要があるものを作ることができれば、海外の値段が高くなっているのですから、売れれば日本のお金に換算したときに大きな利益を得ることができます。
日本で作り、海外へ輸出する。
それは情報でも、アプリでも新時代の商品でも良いので、「Made in Japan」を作り売ることができればよいかもしれません。
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