きまぐれな和食店 arinkaya / おおさか料理浅井東迎で味わった、雨の日のやさしいランチ

3姉妹のパパとして毎日を過ごしていると、家族の時間は自然と増えていきます。
それはとても幸せなことだけれど、その一方で、妻とふたりで向き合う時間は、意識しないとあっという間に後回しになってしまうものだなと感じます。
この日は、雨の港川外人住宅街へ。
以前から何度か歩いていて、「次にランチするならここがいいね」と妻と話していたお店、きまぐれな和食店 arinkaya / おおさか料理浅井東迎にようやく行くことができました。
一人はコース、一人はプレート。
それぞれの良さをゆっくり味わいながら、家族の時間とは少し違う、夫婦だけの穏やかな時間を楽しめたランチでした。
港川の雨の日に似合う、静かな店構え

白い外壁にグレーの扉、控えめな暖簾。
外人住宅をリノベーションしたような落ち着いた建物で、派手さはないのに、近づくほどに「入ってみたい」と思わせてくれる空気があります。
店先の看板には、“Do you like Inari?” の文字。
その下には“OKINAWAN INARI”や、オリジナルの米煮そばの案内があり、このお店らしさがやさしく伝わってきます。
雨の日のしっとりした空気の中で見るその看板は、なんだか余計に魅力的でした。
夫婦ふたりで座るだけで、少し気持ちが整う

店内は、静かで、すっきりしていて、過ごし方まで自然と丁寧になるような空間。
大きな窓からやわらかい光が入り、白いクロスのかかったテーブルが、雨の日の外の景色まできれいに受け止めているように見えました。
子どもたちと一緒の食事ももちろん楽しい。
でも、夫婦ふたりだけで座る食卓には、また別の落ち着きがあります。
急いで取り分けることもなく、誰かの食べるペースを気にしすぎることもなく、その場の空気ごと味わえる。
こういう時間があるからこそ、また家族の時間にもやさしく戻っていけるのかもしれないな、と思いました。
一皿目から、気持ちがふっとほどける

最初に出てきた小さな一皿から、すでにきれいでした。
豆腐のようなやわらかな土台に、トマトやコーン、透き通ったジュレ。
派手ではないのに、ひと口食べる前から「丁寧に作られているな」と感じられる、静かな存在感があります。
こういう料理って、不思議と会話までやわらかくしてくれる気がします。
妻と「きれいだね」「これおいしいね」と言いながら食べるだけで、特別なことはしていないのに、ちゃんといい時間になる。
夫婦の時間って、案外こういう小さな積み重ねなのかもしれません。
創作いなりのおもしろさに、自然と会話が増える

このお店で印象的だったのが、やっぱり創作いなり。
ひと目で「普通のいなりじゃない」とわかる見た目で、具材の組み合わせもおもしろい。
牛肉系の具材にクリームを合わせたもの、照りのある具材にきゅうりを添えたものなど、一口サイズの中にちゃんと驚きがありました。

別の皿には、プレーンないなりに加えて、そぼろや彩りのある具材をのせたもの、サラダ仕立てのようなさっぱり系のいなりも。
ひとつずつ味わいが違うから、「次はどれにする?」と自然に会話が生まれるのも楽しいところでした。
家族でわいわい食べるのも良さそうだけれど、夫婦で少しずつ感想を話しながら食べるのにも、とても合う料理だと思いました。
米煮そばは、見た目以上にほっとする味

今回のランチでは、一人はコース、一人はプレートという形で楽しみました。
写真にもある米煮そばは、白くやさしい見た目のスープが印象的で、体にすっと入っていくような落ち着いた一杯。
豚肉や青菜が添えられ、いなりや小鉢と一緒にいただくと、見た目は控えめなのに満足感がしっかりあります。
どこか“食べて癒やされる”感じがあって、雨の日のランチにぴったりでした。
派手なボリュームではなく、丁寧な味で満たしてくれる。
そんな料理に出会うと、年齢を重ねた今の自分たちにはこういうランチがちょうどいいなと感じます。
デザートまで含めて、気持ちよく締まる

食後の甘味も、やさしい余韻を残してくれる一皿でした。
わらび餅のような、涼しげでやわらかい和のデザート。
重たくなく、食事の終わりに静かに気持ちを整えてくれるような甘さで、最後までこのお店らしさを感じました。
ランチって、料理だけじゃなくて、食べ終えたあとの気分まで含めて印象に残るものだと思います。
この日は、食後に「また来たいね」と自然に言える、そんな終わり方ができたのもよかったです。
パパ目線で思う、夫婦の時間の大切さ
子どもたちと過ごす時間は、にぎやかで、忙しくて、でも本当に愛おしい。
その一方で、夫婦だけで食事をする時間には、家族の土台を整えるような役割がある気がします。
子どもたちのことを考えないわけじゃない。
でも、その時間だけは少しだけ頭の中を静かにして、妻と同じ料理を見て、同じ味を楽しんで、「美味しいね」と言い合う。
そういう積み重ねがあるから、また家に戻ったときに、家族みんなにやさしく向き合えるのかもしれません。
港川の雨の日に食べたこのランチは、ただ美味しかっただけではなく、夫婦の時間をちゃんと大切にしたいと思い直させてくれる時間でした。
家族の時間と切り離してでも守りたい夫婦の時間があることは、きっと悪いことじゃない。
むしろ、その時間があるからこそ、家族の時間もよりあたたかくなるのだと思います。
店舗情報
きまぐれな和食店 arinkaya / おおさか料理浅井東迎
住所:沖縄県浦添市港川2丁目17-2
電話:098-917-5039
- arinkaya:11:30〜16:30 / 不定休
- 浅井東迎:17:00〜22:00(最終入店20:30)/ 火曜定休・完全予約制
港川ステイツサイドタウン内、ハウスナンバー17。創作いなりや米煮そば、和食のコース・ランチが楽しめます。
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